「サヤ」という名前をどちらの性別でも使えるのではないだろうか、と考えるURBAN…。

Blood+」「リトバス」「沙耶の唄」。中々使いまわされているこの名前。
自分では、「これ、男の名前でもありじゃね?」等と思考したのは、天夜奇想譚 -狼-のプロットを作っているとき。

一応の枠組みを完成させていた一人の登場人物。彼の名前をどうしようという時の事だった。
なんか、在り来たりなのはやだなぁ。だけど、自分に新しいネーミングをする才能もないっしなぁ。と愚痴愚痴言っていた時に、ふと目にしたのは一本のアニメ。

そう、上でも出したタイトル「Blood+」だ。
話に出てくる某化物に有効な「血」を持つ彼女は、自分の血を刀身に通わせる特殊な剣を持って戦うのですが。
その戦闘シーンを一言。
「うーん、格好良い〜」
自分が今さっき完成させたキャラクターに、こんな戦闘を表現させられたら、こりゃ面白いんじゃないだろうか、とわくわくしながら見ていました。
そこでふと思ったのが、「そういえば、この沙耶って名前。結構使われるよなぁ」という考え。
大概が女性キャラクターの名前に収まるこの名前。――さや、サヤ、鞘、沙耶。
「沙耶のようなキャラクターにしたい。でも、こいつ男キャラだし。立ち位置的にはこいつ、沙耶のシュバリエ・サジだし」

う〜む。と沙耶とサジを交互に考えていたときにひらめいた。
「あれ、男の名前が沙耶でもありじゃね?」
そう思ったら、速攻で名前の欄に「沙耶」と入力。まるでそこに書き込まれるためにあったのかのような名前にすっきり感に、歓喜乱舞で椅子から落ちて腰を打つ。

あの時の喜びと痛みを今でも忘れられません。
自分の天夜デビューを飾るキャラクターはキミだ、沙耶(男)!!(笑

このキャラは一番のお気に入りです。皆さんに気に入ってもらえるよう、そして、長く使っていけるように大切に扱って生きたいと思います。ノシ